硫黄島と佐世保と馬毛島の関係 - 2013.04.29 Mon
中国新聞 (日本の中国地方で発行されている新聞) 2013年4月22日
「遺骨収容で滑走路移設 硫黄島、来年度にも着手」
一部引用
「政府は、太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)の自衛隊基地の滑走路下にある戦没者の遺骨収容に向け、2014年度にも滑走路移設に着手する方向で調整を始めた。」
「滑走路移設には10年で200億~300億円程度の予算が必要とみられている。首相は14日の硫黄島訪問前に自民党議員と会談し「換算すれば年間約30億円で済む」と述べた。」
「 硫黄島で戦没した日本兵約2万2千人のうち、遺骨の収容は約1万柱にとどまっている。遺族によると、滑走路下には「2千~3千柱の遺骨が埋まっている可能性が高い」との生還者の証言がある。」
引用終わり
これはとても気になるニュースです。
ここは単なる自衛隊基地ではなくアメリカ海軍の空母艦載機による艦載機離着陸訓練(FCLP)及び夜間離着陸訓練(NLP)(タッチアンドゴー)が行われている場所です。
10年をめどに(FCLP)及び(NLP)訓練を馬毛島に移設しようとしているのに、戦後68年経った今、なぜ10年計画で2,650メートル滑走路を掘り返して200億~300億円の大金をかけて滑走路を造り直すのか疑問です。
決して遺骨収集をするなといっているわけではなく戦後小笠原諸島がアメリカから日本に返還された時点で遺骨収集を行わなかったのかが疑問なのです。
アメリカは、とっくに犠牲になった方々の遺骨収集は終わっているそうです。
米軍は硫黄島をFCLP訓練基地として適さないということで馬毛島に移設しようとしているわけですが、硫黄島は訓練基地としてそのまま残そうとしているのではないでしょうか。
アメリカの軍事パワーを今、極東アジア地域に移そうとしています。
長崎県の佐世保港に新たに原子力空母を配置し、そして馬毛島をFCLP訓練基地として考えているのではないでしょうか。
岩国基地問題、オスプレー問題などを含めていよいよ本土の沖縄化が進もうとしているような気がしてなりません。

KYT鹿児島読売テレビ 2013年4月26日
「馬毛島の土地の一部が強制競売へ」
米軍訓練の移転先として検討されている種子島沖の馬毛島を巡る問題。馬毛島の土地の一部について、鹿児島地裁が今月初めに強制競売開始の決定を出していたことが分かった。強制競売にかけられているのは、馬毛島全体の4パーセントあまりにあたる約35万平方メートルの山林や原野などの土地。登記簿によると、債権者である東京の不動産会社が、馬毛島の土地99%以上を所有している東京の開発会社タストン・エアポートの所有する土地を差し押さえ、今月1日付けで強制競売開始の決定が出された。今後は裁判所の執行官による現状調査や売却基準額の算定などが行われ、その後、入札・配当される。馬毛島の土地を巡っては、タストン・エアポートが市に納める固定資産税と法人市民税を滞納したため、西之表市が先月18日に一部の土地を差し押さえたが、タストン・エアポートがおよそ1300万円を支払い、今月26日に差し押さえが解除されている。
引用終わり
以前、西之表市の前市長に「馬毛島を数億円で買ってくれないか」と、打診があったそうです。
今となっては悔やまれる話ですが、もし競売に掛けられるようであれば1市3町で共同で買えるよう段取りし、民間も協力して寄付を募ってはどうだろうか?
ナショナルトラスト運動(自然環境等を経済的な理由での無理な開発による環境破壊から守るため、市民活動等によって買い上げる*自治体に買い取りと保全を求める活動)のような形で運動したらどうだろうか。
馬毛島への米軍訓練施設等の移転に反対する署名総数は219,473 名(2013-11-9)、熊毛地区の6割の30000人弱の方々が署名をしています。
競売価格が高ければ今後利権争いの巣窟! 安ければFCLP馬毛島移設断念、硫黄島固定化。
今の疲弊した日本の経済では1本の2,650メートル滑走路に200億~300億円の税金を使う余裕があるとは思えません。
今の時期だからこそ空しい憶測と論争、軍事基地建設をやめ、過去の過ちを反省した時期に立ち返りこれらの問題を解決するために、防衛省の防衛努力ではなく、外務省による争いを避けるための弛まぬ外務努力をするしか解決策はないと思います。
適視する近隣諸国との話し合いが長期にわたるとしてもその間は戦争にはなりません。
平和構築のためには、じっと我慢して外務努力を見守ろうではありませんか!!!

「遺骨収容で滑走路移設 硫黄島、来年度にも着手」
一部引用
「政府は、太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)の自衛隊基地の滑走路下にある戦没者の遺骨収容に向け、2014年度にも滑走路移設に着手する方向で調整を始めた。」
「滑走路移設には10年で200億~300億円程度の予算が必要とみられている。首相は14日の硫黄島訪問前に自民党議員と会談し「換算すれば年間約30億円で済む」と述べた。」
「 硫黄島で戦没した日本兵約2万2千人のうち、遺骨の収容は約1万柱にとどまっている。遺族によると、滑走路下には「2千~3千柱の遺骨が埋まっている可能性が高い」との生還者の証言がある。」
引用終わり
これはとても気になるニュースです。
ここは単なる自衛隊基地ではなくアメリカ海軍の空母艦載機による艦載機離着陸訓練(FCLP)及び夜間離着陸訓練(NLP)(タッチアンドゴー)が行われている場所です。
10年をめどに(FCLP)及び(NLP)訓練を馬毛島に移設しようとしているのに、戦後68年経った今、なぜ10年計画で2,650メートル滑走路を掘り返して200億~300億円の大金をかけて滑走路を造り直すのか疑問です。
決して遺骨収集をするなといっているわけではなく戦後小笠原諸島がアメリカから日本に返還された時点で遺骨収集を行わなかったのかが疑問なのです。
アメリカは、とっくに犠牲になった方々の遺骨収集は終わっているそうです。
米軍は硫黄島をFCLP訓練基地として適さないということで馬毛島に移設しようとしているわけですが、硫黄島は訓練基地としてそのまま残そうとしているのではないでしょうか。
アメリカの軍事パワーを今、極東アジア地域に移そうとしています。
長崎県の佐世保港に新たに原子力空母を配置し、そして馬毛島をFCLP訓練基地として考えているのではないでしょうか。
岩国基地問題、オスプレー問題などを含めていよいよ本土の沖縄化が進もうとしているような気がしてなりません。

KYT鹿児島読売テレビ 2013年4月26日
「馬毛島の土地の一部が強制競売へ」
米軍訓練の移転先として検討されている種子島沖の馬毛島を巡る問題。馬毛島の土地の一部について、鹿児島地裁が今月初めに強制競売開始の決定を出していたことが分かった。強制競売にかけられているのは、馬毛島全体の4パーセントあまりにあたる約35万平方メートルの山林や原野などの土地。登記簿によると、債権者である東京の不動産会社が、馬毛島の土地99%以上を所有している東京の開発会社タストン・エアポートの所有する土地を差し押さえ、今月1日付けで強制競売開始の決定が出された。今後は裁判所の執行官による現状調査や売却基準額の算定などが行われ、その後、入札・配当される。馬毛島の土地を巡っては、タストン・エアポートが市に納める固定資産税と法人市民税を滞納したため、西之表市が先月18日に一部の土地を差し押さえたが、タストン・エアポートがおよそ1300万円を支払い、今月26日に差し押さえが解除されている。
引用終わり
以前、西之表市の前市長に「馬毛島を数億円で買ってくれないか」と、打診があったそうです。
今となっては悔やまれる話ですが、もし競売に掛けられるようであれば1市3町で共同で買えるよう段取りし、民間も協力して寄付を募ってはどうだろうか?
ナショナルトラスト運動(自然環境等を経済的な理由での無理な開発による環境破壊から守るため、市民活動等によって買い上げる*自治体に買い取りと保全を求める活動)のような形で運動したらどうだろうか。
馬毛島への米軍訓練施設等の移転に反対する署名総数は219,473 名(2013-11-9)、熊毛地区の6割の30000人弱の方々が署名をしています。
競売価格が高ければ今後利権争いの巣窟! 安ければFCLP馬毛島移設断念、硫黄島固定化。
今の疲弊した日本の経済では1本の2,650メートル滑走路に200億~300億円の税金を使う余裕があるとは思えません。
今の時期だからこそ空しい憶測と論争、軍事基地建設をやめ、過去の過ちを反省した時期に立ち返りこれらの問題を解決するために、防衛省の防衛努力ではなく、外務省による争いを避けるための弛まぬ外務努力をするしか解決策はないと思います。
適視する近隣諸国との話し合いが長期にわたるとしてもその間は戦争にはなりません。
平和構築のためには、じっと我慢して外務努力を見守ろうではありませんか!!!
