2017-09

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見えない糸 - 2017.06.25 Sun


与那国島から石垣島、宮古島、沖縄本島、奄美大島、馬毛島、佐世保まで7枚のプラカードを持って島じまスタンディングしている人たちを知らない。
馬毛島問題に携わっていますが馬毛島のプラカードを持ってる人も知らない。
埼玉県南越谷駅、名古屋、石垣島、四国?、京都嵐電白梅町駅、国立国会図書館前、東京霞が関、奄美大島、東京新宿駅西口。 これから日本中に広がりそうです。
眼に見えない糸で結ばれた熱い連帯感を感じます。
島じまスタンディングをしてる人たちには南西諸島を東アジアへの平和の架け橋にしたいという願いがあります。
「中国脅威論」により急速に進む南西諸島への自衛隊配備、レーダー基地建設、軍事拠点の整備。
それらによって地域住民の自治、人権、環境破壊などへの異義が確実に本土にも広がっています。


レオ・レオニ作「スイミー 小さなかしこいさかなのはなし」を思い出します。
与那国島から石垣島、宮古島、沖縄本島、奄美大島、馬毛島、は大海原では小さな点でしかありません。
南西諸島の小さな島じまが集まり連携し、周りから多くの知らない人たちが応援、連帯してくれ、黒くて暗い巨大な権力に立ち向かう。
島じまスタンディングをされている皆さま、ありがとうございます。




埼玉県南越谷駅

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名古屋

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石垣島

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奄美大島

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京都嵐電白梅町駅

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国立国会図書館前

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東京霞が関

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東京霞が関

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東京霞が関

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奄美大島

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東京新宿駅西口

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東京新宿駅西口


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猪股哲さんの奄美大島、見聞録  - 2017.06.14 Wed


奄美大島ー4

与那国島在住、南西諸島ピースネット共同代表の猪股哲さんが屋久島に来島され、種子島に渡り馬毛島に上陸、そして奄美大島を取材されました。

6月2日のリポートをフェースブックに投稿されました。
https://www.facebook.com/tetsu.inomata/posts/1921092484802481
フェースブックに加入されてない方は閲覧できないようなので当ブログに掲載します。

長文ですが非常に内容の濃いレポートです。

奄美大島へ来るのはこれで2度目になる。昨年のちょうど今頃、沖縄からフェリーで北上して向かったのが初めてで、今回は鹿児島から南下して、再び奄美大島を訪れた。
奄美大島は総土地面積の84%が森林で覆われた緑の島である。同時に日本国土の0.3%に過ぎないこの島には、国内の13%の動植物が認められ、実に多様な生物たちが息づいている。
6月の梅雨に入った奄美の森は美しい。春の命咲き誇る輝きから、霧雨に烟る霧にしっとりと包まれる森は、幻想的な深みを湛えている。
前回に引き続き、私が向かったのは陸上自衛隊の駐屯地建設が予定されている、大熊地区と節子(せっこ)地区の2カ所である。
昨年はまだ工事が始まっておらず、大熊のゴルフ場と節子の養豚場跡地は、人間が人工的に作った場所とはいえ、まだ自然に囲まれた緑の空間を残していた。
その記憶の残像と現実を一年経って確かめることが必要だと思った。奄美大島が向かう世界自然遺産への道と、軍事基地化への矛盾に満ちた光と影を、たとえ定点観測に過ぎなくても、見て感じて記録に残すことだけは出来る。現実を受け止めることからしか未来は見えない。
鹿児島から朝5時にフェリーが名瀬港に入港して直ぐに大熊地区に向かった。名瀬の港を臨む高台にあり、市街地からは近い。
ここには警備部隊、地対空ミサイル部隊の350名が予定されている。
自衛隊基地計画が浮上してから3年、昨年初めて防衛省による住民説明会が開かれたに過ぎない。最近になってダンプの走る姿を頻繁に見るようになって初めて、この計画を知ったと地元の大熊地区の人は語った。直線距離にして1km、住宅地の頭上で進む基地建設を全く知らなかったのである。
人口増や経済効果を理由に、漠然と歓迎している島民は多いが、その詳細を知る人は驚くほど少ない。私が住む与那国島でも、石垣島でも、宮古島でも同様な計画で進められようとしているが、少なくとも多少の幅があれ、地元選挙での争点にはなっている。
昨年の参院選の際、奄美大島に来島した鹿児島選挙区の自民現職と野党統一候補の両者とも、奄美大島の自衛隊問題には一言も触れずに帰ったという。
今年の11月には奄美市長選挙が控えている。私が地元の新聞記者に「次の市長選挙で、この陸自配備の問題は、争点にすらならない可能性がありますが、どう思いますか?」と質問したところ、「そうですね、ならないかもしれませんね」という答えが返ってきた。
奄美大島の基地建設予定地には、国指定天然記念物の生き物たちも生息している。
アマミノクロウサギ、トゲネズミ、ケナガネズミ、オーストンアカゲラ、アカヒゲ、オオトラツグミ、ルリカケス、カラスバト、オカヤドカリ、などである。
防衛省は環境アセスメントを行ったというが、情報公開請求で出てきた分厚い資料は全て黒塗りであった。
「東洋のガラパゴス」と呼ばれる希少種の宝庫は、生命の進化の鍵を握る世界共通の遺産である。それが故に世界自然遺産登録への道を目指すのであれば、国民の税金を投入した学術調査も、世界共通の財産である。基地建設有りきの既成事実のアリバイにしてはならない。
奄美大島への陸自配備に伴い、生態系へ与える多種多様なネガティブインパクトが想定されるが、多くは未知数の広がりをもって悪影響を与えるだろう。
車載式ミサイル部隊が走れる道幅確保のための拡幅工事、ロードキルの増加、自衛隊基地を照らす夜間照明(自衛隊側はテロ対策と称して基地内外を隈なく照らす)による夜行性生物への影響。基地内で使う洗浄薬品や各種油脂・塗料などの土壌浸透が懸念される。
早朝の工事現場を確認した後、瀬戸内町にある節子地区に向かった。ここには警備部隊と地対艦ミサイル部隊合わせて200名が駐屯する予定だ。大熊地区よりももっと森が深く、険峻な山道を切り開いたであろう道路の道幅は狭い。木々が覆い被さり、緑のトンネルを走るようであった。太古の森を連想させるヒカゲヘゴの群生が張り出し、田中一村が愛し好んで描いたと言われるイジュの花が濃い緑の中に白いアクセントを添えていた。
節子の工事現場付近に差し掛かると「奄美新駐屯地 敷地造成工事 入口」とそっけなく書かれた看板があるのみだった。
造成中の現場の周囲は防護壁で囲われてていて、中の様子はうかがい知れない。ここの道路を通る誰もが、ここに基地が作られるとは思いもしないであろう。奄美の深い山中で秘密のベールに包まれたまま、事態は進行している、そんな雰囲気を醸し出していた。
工事現場の入口から堂々と入って行くと、意外にも止められず、中に入ることができた。
かつて緑に咽ぶような、ある種の妖気を孕んだ森の姿はそこに無かった。
前回ここを訪れた時は、カエルや鳥のさえずりが聞こえていて、養豚場の廃墟が森に飲み込まれるかのような感覚を覚えたはずだった。
剥き出しの大地は赤茶けた土を晒し、新緑の森との極とのコントラストが痛々しかった。あまりに眼前に広がった広大な土地を見て言葉を失う。その空間だけぽっかりと音もなく、生命の気配は完全に失われていた。人間の進入を容易に許さなかった森の威厳は打ちのめされていた。
そこにはたくさんの重機と、ロボットのような人影が点々と、えらく鈍い動作で動いていたのが確認できた。
沖縄県では「赤土等流出防止条例」があって裸地を長期間野ざらしにすることは禁じられている。赤土が海洋に流出すると細かい粒子は粘液状のヘドロを形成する。それらの堆積がサンゴや藻類を死滅させるからだ。
奄美大島の行政区である鹿児島では「赤土等流出防止の進め方、防止対策方針、実施要領集」があるが、県条例ほど強い効力があるとは言い難いのが現状だ。鹿児島県は未来への責任を果たすために、早急に厳しい条例を作る必要があるだろう。
奄美大島は辺野古の埋め立てに使う岩ズリの搬出先でもある。実際に奄美を走れば、山が丸ごと削られている光景を目にすることが多い。これらの採石場から海洋に流れ込む赤土の被害は深刻な環境問題を引き起こしている。
奄美大島は世界自然遺産登録と軍事基地化の矛盾を抱えたまま漂流し続けるのであろうか。
今年3月「奄美群島国立公園」が誕生し、2018年に「奄美・琉球」世界自然遺産登録を目指しているが、どちらも軍事施設と保護地区が隣接するモザイク状の分布になっている。
かつて「アマミノクロウサギ訴訟」と呼ばれる「自然の権利訴訟」が日本で初めて行われたのは、ここ奄美大島である。
アマミノクロウサギ、オオトラツグミ、アマミヤマシギ、ルリカケスが原告になって、住民と生き物たちが協力し、結果的にはゴルフ場建設を断念に追い込んだことがある。
今この時に人間が立ち上がらなければ、自然との共生を学ぶ生きた機会は永久に訪れないと感じている。
生き物たちからすれば、いったい何に対して、誰が、何を守ろうと言うのか?
主体と客体がゴチャゴチャになったまま、空虚な掛け声に流されるのも、ファシズムの空気を再現している。
それよりはもう一度、自然や生き物たちと手を携えて生きる方が良かろう。共存共栄に未来を探すほか、今のところ答えは見いだせていない。
奄美大島ー5

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猪股哲さんは今回独自取材で記事を書かかれました。
与那国島、沖縄島、伊江島、屋久島、馬毛島、種子島と渡り奄美大島、石垣島の約半月の長旅をしました。
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猪股哲さんの馬毛島、見聞録 - 2017.06.05 Mon

馬毛島―51

5月27日、与那国島在住、南西諸島ピースネット共同代表の猪股哲さんが屋久島に来島されました。
残念ながら急な来島のため少人数の懇親会になってしまいましたがとても貴重な話を伺うことが出来ました。
その後、猪股さんは種子島に渡り馬毛島に上陸、その時のリポートをフェースブックに投稿されました。
https://www.facebook.com/tetsu.inomata?pnref=lhc.friends
フェースブックに加入されてない方は閲覧できないようなので当ブログに掲載します。

長文ですが非常に内容の濃いレポートです。

与那国島を出発し、沖縄島、伊江島、鹿児島から屋久島へフェリーで渡り、種子島から漁船をチャーターして30分、無人島の馬毛島に臨んだ。
馬毛島は米軍の空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)の候補地として狙われている。
米軍再編の日米合意に伴い、防衛省が新しい基地を米軍に「恒久的」に提供するという構図なのである。
自衛隊が大規模な南西シフトを展開する中で、南西諸島の南端の与那国島から1000kmの距離を移動して北端の馬毛島まで飛んだのは、北から南まで島々の非戦のネットワークを作らなくてはならない、そんな理由からだった。
馬毛島は鹿児島の南端と、種子島、屋久島に囲まれた周囲16kmの黒潮海流に浮かぶ小さな島である。
馬毛島の碑文によると「巨亀の背をあらわすが如きもの」と形容され、海岸線からなだらかに立ち上がる島影には、風雨に耐えた生命の力強さが感じられる。
島の標高は71mに過ぎないが、真水が湧き出し小川となって流れる不思議な島でもある。その命の水によって、固有亜種のマゲシカは繁殖し、渡り鳥や蝶の飛来地として憩いの場を提供している。
この生き物たちの中継地としての役割は、ウミガメやサンゴや藻類魚類など海洋生物にとっても同様である。
馬毛島は近接する世界自然遺産の屋久島や、南へと連なる島々の多様な生物層を支えている、生態系のクロスポイントとしての重要性を認識する必要がある。
離島というのは独自の生態系を作り出す傾向が顕著に見られるが、この島に関してはそれが豊かに色濃く再現されている。南洋の宝石のように命輝く島である。
漁獲も豊富で、地元の漁師は馬毛島を「宝の島」と呼んでおり「私たちは馬毛島に育てられた」と、子々孫々この島への感謝を忘れない。
最盛期の1959年に人口528名を数えた馬毛島の歴史は古く、市教育委員会によれば弥生時代後期に人が住んでいた「椎ノ木遺跡」が確認されており、中世に遡ると言われている三層の石塔もある。しかしながら遺跡などの実態調査は進んでおらず、歴史のタイムカプセルに封じ込められたままである。
島の頂点には海軍が作った防空監視所があって、かつて周囲を睥睨していたであろう面影を忍ばせている。戦争をきっかけに島は一旦無人島となってしまった。
その監視所は戦艦大和の沈没を見送ったと言われている。
現在の馬毛島は南北の背骨を貫かれ、東西に走るむき出しの大地を無情にも晒している。
この馬毛島に背負わされた4000mと2500mにクロスした滑走路の十字架は、2006年環境アセスメントが未実施のまま、全島の4割近い面積の森林が地権者によって皆伐された事による。
貴重な照葉樹林が伐採されてしまった結果、マゲシカにも苛烈な生存競争が起こり個体数を減らしている。
同時にむき出しの土壌から海に流れ込む土砂は北限のサンゴを死滅させ、豊かだった漁場からは魚の姿が消えつつあるのだ。
馬毛島の十字架は乱開発に翻弄され続けた悲哀の刻印であり、それを刻みつけたのは間接的に私たちの責任でもある。馬毛島クロスは聖痕(スティグマ)のように、人間存在のあり方への問いを無言で突きつけていると感じざるを得ないのだ。
馬毛島の悲劇は平和相互銀行の目論んだ石油備蓄基地構想に始まる。
1973年、高度経済成長に伴い人口減少が始まった島で、島民の頬を札束で叩くような土地買収が横行し過疎化に拍車をかけ、土地を騙し取られたと証言する住民もいる。
1980年には再び無人島になるが、島民の不在こそが最終的な目的であったのかと疑わざるを得ない。
1983年、防衛省へ自衛隊のレーダー基地に売り込みを持ちかけ暗躍。
1986年、馬毛島事件と呼ばれる政界を巻き込んだ汚職事件に発展する。
1995年、住友銀行系の太平洋クラブから立石建設株式会社(現在はタストン・エアポートに社名を変更)へと馬毛島の所有が移る。
1999年、核燃料中間貯蔵施設建設の噂が囁かれ始めた頃、馬毛島の行政区である種子島から福島県への原発ツアーに500名余が参加する。
2007年、米空母艦載機の離発着訓練の候補地としての可能性が報道される。
2016年、陸上空母離着陸訓練(FCLP)に「馬毛島が合意」という見出しで新聞各紙が報じる。しかし、地権者との金額交渉が現在のところまとまってはおらず不透明なまま現在に至っている。
以上歴史を振り返ると、島をまるごと投機対象にするという異様な土地ころがしに馬毛島は翻弄され続けている。まさに金による金の為の投機が地権者の本音であって、踏みにじられるものたちの痛みは届いていないようだ。
この再び浮上した陸上空母離着陸訓練(FCLP)の背景には、日米双方の思惑が透けて見える。
日米安全保障協議委員会(2プラス2)合意文書「在日米軍の再編の進展」によると、厚木飛行場から岩国飛行場へと空母艦載機部隊の移駐に伴い、馬毛島が検討対象となる旨が記されている。加えて、同施設は通常の訓練等のために使用され、併せて米軍の空母艦載機離発着訓練の「恒久的」な施設として使用される、とあり、維持管理は自衛隊が実施する。
防衛省の資料によれば、自衛隊の訓練地となる馬毛島での内容には、着上陸訓練やパラシュート降下訓練、陸上での展開訓練等が行われる予定だ。
また陸海空自衛隊の集結・展開拠点として物資倉庫、滑走路、港湾施設、隊員の宿舎の建設が予定されている。しかも丁寧に「大規模災害時における展開・活動」というタイトルが付けられている。
災害時馬毛島に陸海空揃い踏みで集結する必要があるかと、普通に考えればこのような嘘に騙されるはずがないのだがと疑ってしまう。
そもそも大規模災害時に、陸海空の集結場所が必要であるという議論が全国で起きていないことからも明らかである。
日本が憲法9条の専守防衛の枠を超え、自衛隊が空母を手にしたとき、ここで訓練を積んだパイロットが他国へ進攻することも視野に入れて考えなくてはならない。
いずれにしても、日米共用の基地が馬毛島に作られれば、自然海岸での着上陸訓練や陸上訓練や各種施設の建設、戦闘機の騒音などで、馬毛島の生き物たちや自然が壊滅的な被害を被ることは、火を見るよりも明らかである。
この馬毛島の問題が外に伝わりにくい一因に、米軍のために防衛省が新しく犠牲となる国内訓練地を探さなくてはならない、やましい事情があるからなのではないだろうか。
日本のメディアは、米軍の対アジア戦略や、それと並行して進む自衛隊の南西シフトの核心に触れる度、その本質を隠そうとする傾向がある。
馬毛島を違法に開発したタストン・エアポート社の責任を問うことなく、その土地を国が買い上げることにも問題があるだろう。原状回復を命じてからでなければ環境アセスメントも出来ないはずだ。そもそも林地開発法に係る鹿児島県や、森林法に係る地元自治体のおざなりな放置の責任もある。また国が指導を怠っていると、馬毛島問題に関わる西之表市議は指摘している。
未だ行政の調整や指導がないため、地主による越権的な入島拒否があって、馬毛島の有する文化や自然価値の基礎調査にすら入れない状況なのに金額交渉など、法律のプロセスを無視していると言わざるを得ない。そもそも順番が逆であることを政府に対し突きつけなければならない。
私が馬毛島で感じたある種の怒りは、島をまるごと売買の対象にすることである。それが国の一組織であれ、私企業であれ、そこに監視とモラルがない限り、密室の暴力に晒されるのは島の自然であるからだ。
それが誰にもわからないまま失われていくことに、本当の恐ろしさを感じる。
しかも、馬毛島には歴史もあり、世界に誇る沿岸生態系保全のため、国立公園に指定しようとの動きがあったほど自然豊かな島である。
豊かな自然の営みに頼りながら糧を得て来た漁師の言葉を今一度思い返してみなければならない。
「馬毛島は俺たちを育ててくれた、宝の島だ」と。
あの美しい馬毛島に戻って欲しいと、多くの人が願っているのは間違いないはずだ。

猪股哲さんは今回独自取材で記事を書かかれました。
与那国島、沖縄島、伊江島、屋久島、馬毛島、種子島と渡り奄美大島、石垣島の約半月の長旅をしています。
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馬毛島―21

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宮古島、沖縄からの熱いメッセージ - 2017.05.05 Fri


2017年4月30日宮古島中央公民館にて「自衛隊が来たら宮古島はどうなるか?」
「三上知恵×小西誠クロストークと山城博治を囲んで」より





三上知恵×小西誠クロストークに於いて北朝鮮問題に関して、先ずは「今日本では政府が恐怖心を煽っているが正しい情報を見極めていくことが大事だ」と切りだし、小西氏の専門的な立場から他にも発言をされています。

「鹿児島県馬毛島に関しては先島諸島への事前集積庫、拠点になっている。
(武器弾薬、自衛隊員のための生活物資の保管庫、島々の住民の生活物資は含まれず)
(2011年、防衛省は1市3町の「米軍基地等馬毛島移設問題対策協議会」に対して説明会を行っている。)
もし戦争になった場合には事前集積庫、拠点は一番最初に狙われる」そうです。
事前集積庫には大量のミサイル搭載爆弾も保管される分けですからもしも馬毛島が爆撃された場合には種子島、屋久島、そして周辺海域に多大な被害が出ると思います。
事前集積拠点
2011年、防衛省資料

宮古島に自衛隊が800人配備された場合、平時と有事に於いて今までの暮らしがどう変わるかの説明にはかなり興味深い発言がありました。  (騒音、環境(自然、生活)、性風俗による空気の乱れ、事件、事故)
 小西誠氏は自衛隊員のための「自衛隊員ホットライン」を開設されていて週に3回から6回位、相談を受けている。そのなかでは幹部自衛官からの相談が多いそうです。
自衛隊には組合がないため国営ブラック企業ともいわれ、軍隊制度のためにストレスが溜まりやすく普通に比べれば自殺者も多いそうです。
(三上) 「内部から言いづらいが故に自衛隊員の尊厳、命、人権、は外部の人間でしか守って上げることが出来ないのではないか。」

「沖縄は元々非武装地帯だった、南西諸島の離島を軍事要塞化にしてはいけない。
第一次世界大戦の反省から1922年、ワシントン海軍軍縮条約で日本の提案により国境となる島々を守るために基地を造ることを禁じた条約が制定された。
しかし1944年から1945年にかけて大量の日本軍が沖縄に駐留し、それまで非武装地帯であった沖縄では地上戦が繰り広げられ焦土と化した。
沖縄に日本軍が来なければ地上戦にはならなかっただろう。
真の平和を求めるならば島々を非武装、緩衝地域にしなければならない。」

三上知恵
ジャーナリスト、映画監督/大学卒業後の1987年、毎日放送にアナウンサーとして入社。95年、琉球朝日放送(QAB)の開局と共に沖縄に移り住む。
「標的の村」「標的の島」など

小西誠
株)社会批評社 代表取締役
元航空自衛隊 軍事ジャーナリスト
「自衛官人権ホットライン」(自衛隊で唯一の、常時、民間相談機関)の事務局も運営



山城博治を囲んで

闘いは厳しいが、心持だけはゆるやかに、しなやかでありたい。
敵は野獣のように襲いかかります。
抵抗する人々は野獣になる必要はありません。
我々は我々の暮らしを守るために、我々の暮らしの中から声をあげている。
当たり前のことです。
我々自身は普通に暮らしています。
普通の暮らしを守りたい。
普通の暮らしを続けたい。
その中から声を上げているのです。
どうすればよいか。
私たちの心持を、ゆるやかにし、しなやかにするべきです。
そしていざという時に、、、

ケ・サラ CHE SARA 
♪ ♪♪ ♪♪ ♪♪ ♪♪♪♪♪♪
うちずたから、うちずたから
私たちはあきらめないよ
平和と自由と愛を求めて今日も生きていくよ

泣きはらした夜迎える朝のまぶしさ
涙の乾くときはないけど決して倒れはしないさ
うちずたから、うちずたから

私たちは忘れないよこの悲しみ胸に抱いて声をあげて行こう
ケ・サラ ケ・サラ ケ・サラ
僕たちの人生は平和と自由もとめて生きてゆけばいいのさ 
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

辺野古埋め立ての問題点
辺野古の護岸工事が始まったが辺野古の海へ流れる川の水路変更問題、埋立地の軟弱な地盤、
まだたくさんの問題を抱えており決してあきらめてはいない、勇気をもって取り組んでいく。

翁長知事へのメッセージ
「翁長知事に対して『埋め立て承認の撤回』せよという県民世論が強まっているが裁判所、オール沖縄などとの問題も絡んでおり撤回のタイミングを間違えれば翁長知事の求心力が落ちオール沖縄も瓦解する可能性がありすごく怖い。
撤回すべきとは思うが、我々の認識では我々の運動にかかっている、翁長知事一人で出来ることではない。
我々県民は間違えなくあなたを支え、これからもゲート前で座り込みを続けていく、その力で工事を止めるんだ」

人々が先頭に立てばリーダーは従う、ということばを思い出しました。

交付金に関して
「沖縄県名護市は基地を受け入れて交付金を十数年間受け取ってきた。
結果としてあっちこっちに10億円位の施設がたくさんできた。
基地建設反対の稲峰市長が当選(2010年)してから水道光熱費などの維持費が名護市の財政をかなり圧迫していることが分かった。
振興策で金が落ちても、住民の暮らしに関係のない役立たない施設は意味がないことを住民は分かった。
基地を誘致してもメリットの無いことを保守の人たちにも分かって貰えた。
名護市では十数年の時間をかけ何重にもたくさんの団体を作り重層的な連帯を大事にしている。」

山城博治
元沖縄県職員、政治活動家。沖縄平和運動センター議長。

大雑把にピックアップしましたがこの他にも、とても難しいことをとても分かりやすく説明されています。
2時間の動画は長いとは思いますが引きずり込まれるように、アッという間に時間が過ぎてしまいました。
たくさんの方々に見てもらえることを願っています。

2016

平和を求め若い人達もたくさん頑張っています。
うたう旅人 ちゃる



地球が回って生んだ種
           作詞・作曲 ちゃる
Earth spinned, a seed sprouted
          music&lyrics by charu
あなたとわたし 手を取り合えば
世界はまるく 踊りだす
地球はまわる 種が生まれる
ほほえみながら 歌いだす
You and me together
Once we hold hands
Together with the Earth, all of us dance
Earth spins in circles
And a seed starts to sprout
Smiles and sings along, with the wind
目の前にいるあなただって
本当は仲間だったんだ
あなたのことをもっと知りたいよ
大切な人のために
あなたが見せる笑顔を
僕らも大事にしたいんだ
You that stands in front of me
We’ve been friends all along
I really want to get to know more about your life
For the sake of humanity
Your beautiful face has so much strength
Love, peace, unity, for everyone
あなたとわたし 手を取り合えば
世界はまるく 踊りだす
地球はまわる 種が生まれる
ほほえみながら 歌いだす
You and me together
Once we hold hands
Together with the Earth, all of us dance
Earth spins in circles
And a seed starts to sprout
Smiles and sings along, with the wind
相対してる僕らだって
本当は仲間だったんだ
両手ひろげ つながっていこう
家族のため 社会のためなんて
その手いっぱい抱えないで
僕らにも少し背負わせて
You that stands against me
We’ve been friends all along
Open arms and connecting together
For family and Society
Don’t hold so much on your shoulders
Let me take some weight from you
あなたとわたし 手を取り合えば
世界はまるく 踊りだす
地球はまわる 種が生まれる
ほほえみながら 歌いだす
You and me together
Once we hold hands
Together with the Earth, all of us dance
Earth spins in circles
And a seed starts to sprout
Smiles and sings along, with the wind
僕が生まれてきた意味も
あなたが生まれてきた意味も
どこかでちゃんとつながっているよ
地球が回って生んだ種
いのちあるものすべては
ひとつながり 響き合う
The reason why I was born
The reason why you were born
They are connected somewhere in the world
Earth spinned and a seed sprouted
Every living thing connects together
Vibrates through the motions of our world

西之表市長選挙の結果 - 2017.03.20 Mon


八板俊輔さん、当選おめでとうございます。

選挙結果は以下の通りです。

投票率は、71.65%で、今年1月の選挙よりも5.61ポイント低くなりました。

■西之表市長選挙・再選挙 開票結果
・八板俊輔氏 2951票  空母艦載機訓練の、馬毛島への受け入れ反対
・濱上幸十氏 2684票  空母艦載機訓練の、馬毛島への受け入れ賛成
・小倉伸一氏 1924票  空母艦載機訓練の、馬毛島への受け入れ反対
・榎元一已氏 1899票  空母艦載機訓練の、馬毛島への受け入れ反対

空母艦載機訓練の、馬毛島への受け入れ反対票総数、6774票
空母艦載機訓練の、馬毛島への受け入れ賛成票総数、2684票

馬毛島は米軍による空母艦載機訓練だけではなく、オスプレイの訓練基地、新たに南西諸島の島々、宮古島、石垣島、奄美大島、与那国島に、自衛隊が大量に配備される計画が進んでおり、馬毛島は武器弾薬等の集積拠点としても狙われています。

当選された八板俊輔さんにはこれらの問題にも、先日の西之表市議会議員選挙で(議員定数16人中、反対派の方が12人)当選された方々と共に充分な力量を発揮してもらいと思っています。

屋久島からできる限りの応援をします。
熊毛地区のためにも頑張ってください。

133-006-500p
元航空自衛隊、 軍事ジャーナリスト 小西誠氏のFBより
https://www.facebook.com/y0kohoriguchi?fref=nf


133-006-8-500p
2018年度「軍事防衛」予算案は、2月27日に衆院で成立しました。
戦後最大の5兆1251億円という巨額予算の中に馬毛島に「武器弾薬等の集積拠点」として含まれているようです。
●平成29年度歳出概算要求書(先島ー奄美関連)
http://www.mod.go.jp/j/yosan/gaisan/h29/gaisanyoukyu.pdf


西之表市長選挙・再選挙での新聞各社の抜粋です。

「政府は用地取得に向けた手続きに入っているが、狙い通りに計画を具体化できない可能性がある。」(共同)

「朝日新聞記者を経て西之表市長選挙に立候補した八板氏が、訓練の受け入れ反対と、馬毛島の豊かな自然を活用した観光振興の必要性を訴えて当選を果たしました。」
「八板氏は「馬毛島は教育や観光などの面で価値があり、訓練の移転は活用方法としてふさわしくない。もっとよい活用のしかたがあることを国や地権者に主張していきたい」と述べました。」(NHK)

「当選を決めた八板氏は「馬毛島は観光、漁業の貴重な資源として活用していく」と述べ、FCLPの移転反対を改めて訴えた。「交付金などで新たな財源ができ、様々な事業に活用できる」などと訴えた賛成派の候補らを退けた。」(朝日新聞)

「政府が進める馬毛島の用地取得手続きに対し市は関与する権限がないが島の港湾設備を管理するなどしており、八板氏の対応は移転計画に影響を与える可能性がある。八板氏は「国と馬毛島の地権者の用地取得交渉の推移を見守りながら、地元のためになる馬毛島の活用策を国に提案していきたい」と述べた。
政府は訓練可能な自衛隊施設を馬毛島に整備するため用地買収手続きを進めている。」
(毎日新聞)
「八板氏は19日夜、記者団に「県の協力も得て、(政府に)地元の考え方をよく理解してもらうようにしたい」と述べた。」
「 同県の三反園訓知事は「地元と歩調を合わせながら対応する」としている。」(時事通信)

「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に所属する新型輸送機オスプレイの訓練移転先としての活用も想定している。」(西日本新聞)

沖縄だけではない基地問題。 - 2017.02.27 Mon


厚木基地(神奈川県)の空母艦載機部隊が2017年にも米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)へ移転する計画を受け、国が山陰沖と四国沖に新たな訓練空域を設定し、運用を開始するそうです。
とてつもなく広大な空域です。
沖縄を中心とした南西諸島、奄美大島、馬毛島、そして在日米軍再編に伴い極東最大の米軍基地となる岩国基地
止めどもなく拡張する自衛隊基地、米軍基地、平和的外交手段を放棄したかのように見える政府の方針です。

訓練空域
毎日新聞2017年1月1日  「山陰・四国沖に新空域 艦載機で訓練可能」より

訓練空域の図では岩国基地を中心として日本海方面へ抜ける途中の山間部訓練、太平洋方面へ抜ける途中の山間部訓練、もし馬毛島にFCLP訓練基地が出来た場合には九州の山々での山間部訓練が予想されます。
太平洋空域の端は種子島、馬毛島、屋久島はすぐそばにあり戦闘機の速度で数分ではないでしょうか。
太平洋空域と馬毛島を結ぶルートは種子島全域が低空飛行の可能性が予想されます。
訓練空域でのFA18ホーネット戦闘攻撃機、F-35ステルス戦闘機の高度は6600~7000メートル(普通の旅客機は1万メートル)でかなり低そうです。


四国の山間で静かに暮らしたいという願いを襲う、米軍機による低空飛行訓練。 

馬毛島でFCLP訓練を8機編隊で訓練した場合には屋久島上空を通ります。
屋久島の永田集落、吉田、一湊、志戸子、宮之浦、楠川、椨川、小瀬田、安房、平野、麦生、各集落が動画のような騒音被害に悩まされる可能性があります。
癒しを求め屋久島に来てくれる観光客の方々も山小屋、登山道、海岸線での耳をつんざく不快な騒音に悩まされます。
屋久島の観光業には多大な影響が出るのは確実です。
近隣諸国の脅威を必要以上に煽ることなく、たゆまなく平和外交を推進し、軍備縮小をするしか解決方法はありません。


FCLP飛行経路
熊毛民報より

永田浜
2月19日の屋久島永田浜
この日は鹿児島の桜島まで見えたとても視界の良い日でした。
一湊、志戸子、宮之浦、楠川、椨川、小瀬田、からは馬毛島の無残な茶色い地肌も確認できました。


西之表市長選挙と同市議会議員選挙の結果 - 2017.01.30 Mon


昨日、西之表市長選挙と同市議会議員選挙が行われました。
馬毛島を抱える自治体としてとても大切な選挙でした。
その結果をご報告します。

馬毛島軍事基地化反対を唱える4人の候補者の総数が7376人、賛成する2人の総数が2796人で約73%の人たちが馬毛島軍事基地化反対の意思表示が示されました。
今回の市長選挙は争点をぼかすことなく馬毛島問題が最大の争点になったそうです。
中間的な立場をとっていた人も市民運動の人たちに押され反対を唱え、別の候補者は沖縄の辺野古、高江の問題をリンクさせるなど活発な市長選挙がなされたようです。
再選挙では是非、馬毛島軍事基地化断固反対を唱える人に絞り込み、熊毛地区(西之表市、中種子町、南種子町、屋久島町)にリーダーシップを発揮出来る人になってもらいたいものです。

 市会議員選挙も馬毛島軍事基地化反対を唱える議員が3人増え16人中12人、賛成派3人、中間1人になりました。


南日本新聞WEB版より

http://373news.com/_news/?storyid=81829

西之表市長選 再選挙へ 6候補、法定得票数に届かず
(2017 01/30 00:50)
 任期満了に伴う西之表市長選挙と同市議会議員選挙(定数16)は29日投開票があった。無所属新人6人が立候補した市長選は最多得票の元新聞記者、八板俊輔氏(63)が2428票にとどまり、有効投票総数の4分の1に当たる、当選に必要な法定得票数(2543票)に達しなかった。このため選挙会は「当選人なし」と告示。4月2日までに再選挙が実施される見通しとなった。県選管によると、法定得票数に達せず当選者がいない首長選は県内で初めて。
◇西之表市長選開票結果
(29日午後10時10分、選管最終)
2,428 八板 俊輔 63 無新
2,333 小倉 伸一 64 無新
2,236 濱上 幸十 66 無新
1,940 榎元 一已 63 無新
675 瀬下 満義 65 無新
560 丸田 健次 58 無新

◇西之表市議選開票結果
(29日午後11時10分、選管最終)
(定数16-19、得票順)
当 865 竹下 秀樹 56 無新
当 705 下川 和博 57 無現
当 684 永田  章 67 無現
当 667 田添 辰郎 53 無現
当 652 橋口 好文 63 無新
当 642 河本 幸男 62 無新
当 604 橋口 美幸 61 共現
当 588 中野  周 74 無元
当 587 木原 幸四 66 無現
当 583 長野 広美 60 無現
当 576 川村 孝則 57 無現
当 573 小倉 初男 66 無現
当 559 鮫島 市憲 67 無現
当 497 和田香穂里 52 無新
当 400 渡辺 道大 36 共現
当 370 生田 直弘 43 無新
279 小浜 至徳 73 無新
206 中野 英作 58 共新
103 日高 浩一 62 無新
(案分票の小数点以下は切り捨て)

ちょっと待ってください。 - 2017.01.14 Sat


「馬毛島、国が買い取りに向けて持ち主と協議」?

馬毛島ー2

ちょっと待ってください。
この報道に接して「そんなことしていいのかな?」と思った皆さんも多いのではないかと思います。それは、開発行為によってくっきりと刻印された二本の滑走路らしきものが写っている馬毛島の写真がいかにも違法に開発されたのでは。という違和感と、環境破壊の無残な印象を与えるからではないでしょうか。
 その印象は当たっています。「人の目はごまかせない」の言葉通りです。昨年7月に出された「公害等調整委員会」の裁定の中にも開発の違法性が指摘されています。しかしながら、残念なことに裁定の主文そのものは、開発行為によって漁業被害が生じたとは認められないという結果でした。原告の漁業者たちは社会の一般常識にも反するこの裁定が納得できないとして裁判に訴え、只今係争中です。
 ともあれ問題は、このような違法な開発を行ったものに対し、公正であるべき国家が土地を購入することによって報酬を与えるというような理不尽な行為が許されて良いものかという点です。このようなことが公然と行われるならば、今後違法な乱開発を助長することになりはしないでしょうか?
 国は公正を期するためには開発会社に対して命令を下し、せめて許可申請や、届け出の範囲内の状態に戻させる必要があると私は思います。
 国家が行う違法行為という点では高江のヘリパッド建設にも非難の声が集中しています。森林法に違反してヘリパッド工事用の道路を強行敷設しています。国の安全保障のためにはそのくらいの違法行為は許されるとでも言いたげな暴挙ですが、現政権を支持している人の中にさえこのような事実を知ればそこまで暴走を許した覚えはないと考える人々も居られるはずです。
 法治主義も立憲主義も国家を維持するうえで根幹となる考え方です。これらが軽んじられると社会不安や権力の腐敗が生じ現政権そのものの寿命を縮めることにもつながるでしょう。決して明るい未来は見えないのですから。
 馬毛島も辺野古も高江も現政権の暴走のごく一部です。そこで私たちにできることは何でしょうか?
 私が常々不思議に思うのは国政選挙における有権者の無関心、というより思い違いです。「世の中は変えられない」という閉塞感と言っても良いかもしれません。何しろ投票率がおよそ50%という事実には唖然とするほかありません。
 願わくば「何かおかしい、変だ」と思っておられる方々に選挙に行ってもらって、自分の頭で考え選んだ人や政党に1票を投じてほしいと思います。そういう人たちが増えることで世の中は変わっていくし、その他に平和的な方法は存在しないと思います。その為に私ができることの一つは自己主張ではなくて対話ではないかと思っています。自分の価値判断を人に押し付けようとすることは無理な話で、対話の中からお互いの考えを聞き取り、それに対する自分の意見を相手の考えを否定することなく伝え、または、なぜそう思うのかを尋ねお互いの考えを深め合い発展させていければなぁと思います。とは言っても私のような煩悩の塊にはなかなか難しいでしょうけど、対話をする上でのグランド・ルール(大原則)としていつも気にかけていたいと思っています。これからもどうぞよろしく!!

2017年1月14日   「馬毛島を守る会 屋久島」会長 中島正道

馬毛島ー1


軍拡に歯止めを! - 2016.11.19 Sat

水面下での動きが表面化したようです。

東京新聞  「米軍機訓練で馬毛島買収へ 政府、オスプレイ活用検討」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016111801001945.html

TBSニュース  「米軍機の離着陸訓練移転、政府が馬毛島購入で最終交渉」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2918657.html

時事通信  「馬毛島購入へ調整=米軍機訓練移転の候補地-政府」
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111800856&g=pol

読売新聞  「米軍機訓練移転、馬毛島購入へ…政府方針固める」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161118-OYT1T50093.html

主要な部分をまとめると以下のようになると思います。
「政府は、在日米軍再編計画の柱の一つである米軍空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)の移転について、候補地の鹿児島県の馬毛島(西之表市)を購入する方針を固めた。」
「米軍普天間飛行場所属の輸送機オスプレイの訓練移転なども検討する。」
「購入額を含め、正式な合意に至るかどうかは、依然として不透明な部分があります。」
「価格面で地権者と合意に達すれば、来年度から訓練施設の調査・設計を始める。」



日本が在日米軍の維持の為に毎年負担している総額は、思いやり予算の約1700-800億円を含め、約5900億円と言われています。
この6000億円近くの在日米軍維持費は、昨日11月17日に開かれた財政制度等審議会が提言した、社会保障費の伸びを
5000億円に抑えると言う方針よりも大きな額です。
そして、今年度の防衛予算は5兆円を超えるようです。
実のある平和外交を推進するべきです。
 今、少子高齢化など日本には様々な問題が山積しています。
在日米軍維持費、日本の防衛予算を抑制し、一般国民のために税金を使ってもらいたいものです。

 全国から集められている馬毛島の軍事基地化反対署名は累計で21万7417人となった。地元4市町分は2万5798人で、人口の57%に相当します。
行政側、種子島の人たちと手を携え、馬毛島の軍事基地化を阻止するために頑張りたいと思います。

2016年11月5日の産経新聞記事に思う。 - 2016.11.06 Sun

11月5日の産経新聞に
「米軍機訓練で馬毛島買収へ 政府最終調整 沖縄負担軽減も視野」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161105-00000061-san-pol

「政府、馬毛島買収へ 無人島で騒音問題なし 滑走路あり造成も不要」
http://www.sankei.com/politics/news/161105/plt1611050003-n1.html

というニュースが入ってきました。

2つの記事を読むと(政府高官)(防衛省幹部)(米軍側)の都合のみで、そこで慎ましく暮らしている住民の声は無視されています。
政府によって既に買取りが決まったような書き方です。
買い取り金額に関しても取材不足のようです。
記事の最後に 「米軍使用に道が開けたことで、普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する勢力が馬毛島へのオスプレイの大規模な訓練移転を主張する可能性があるが、政府は沖縄の負担軽減策としての馬毛島の活用は限定的な訓練移転にとどめる。」
とても違和感のある文章に思えてなりません。
このような重要な決め事の発表は一部の関係者だけの意見ではなく公式な会見で発表されるはずです。
2つの記事は「馬毛島は最適地であり何ら問題はない」という事を宣伝するために書いた記事にしか読み取ることはできません。

すすき

買い取るための資金があるのであれば、どうぞ近隣諸国との民間人同士の友好親善のために使ってください。
どれだけの人たちが幸福感を味わえるでしょうか。
馬毛島を政府が買い取れば戦争するための軍事基地になるのです。
戦争になればどれだけの民間人が悲しい思いをし、犠牲になるでしょうか。
すべては歴史が教えてくれています。
今現在、戦争が行われているところで使われている兵器が馬毛島にやってくるのです。
そして屋久島の上空、種子島の上空を多数の人たちを殺戮した道具が轟音を轟かせ(毎日ではありませんが)昼夜飛び交うのです。

さらに、一度基地化が固定してしまえば、その後に当初の約束とは異なるどのような事態に発展しようとも、取り消すことも、修正することもできないことは沖縄の現実をみれば明らかであり、拭いきれない大きな禍根を子々孫々にまで残してしまうことになるのです。
とても恐ろしいことです。

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